【1冊でOK】疾患別「包括的」市場動向レポートで作業を効率化|おすすめ調査会社3社ご紹介

製薬会社の方は、将来予測を含め、詳細な市場動向を疾患ごと、国ごとに調べたいことがよくあります。その際に、海外の市場調査レポートを使いますが、このような課題をお持ちではないでしょうか?

■ 市場動向、競合動向、患者数、、たくさんのレポートを使うのが結構たいへん
■ 疾患別の市場動向を1冊ですべて扱っているレポートってある?
■ できれば実績のある市場調査会社のレポートが良いのだが?

製薬業界むけに「無料海外市場調査レポート検索サービス」を提供している市場調査コンサルタントの前田です。

製薬会社では、多くの情報を活用します。そのなかでも、海外の市場調査レポートも大切な情報ソースです。開発品の評価、競合分析、商談のための情報に関して、特定の疾患を市場動向を調査することは頻繁にあります。

実は、多くの人が、その度にたくさんのレポートやデータベースから必要な情報を探し出そうとしますが、この情報収集だけでもかなりの時間と手間がかかってしまうことに悩んでいます。

できれば、1冊で必要な情報網羅している調査レポートがあると便利なんだけど、なかなか見つからない。。。

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包括性の高い「市場動向」レポートとは?

では、製薬会社が活用したい「1冊でまかなえる」包括性の高い「市場動向」レポートとはどのようなものでしょうか?

過去から現状までの市場分析、そしてフォーキャストで疾患ごとの市場動向を包括的にまとめているレポートには、以下の情報が「疾患ごと」「国ごと」に網羅される必要があります。

■ 疾患情報
■ 疫学情報
■ 開発品情報
■ 製品情報
■ 治療動向
■ アンメットニーズ
■ 将来予測を含む

以上の情報をしっかりと網羅していることで、疾患ごとに、現状と今後の市場動向を包括的に把握することができます。

※ 国と将来予測の年度は?
■ 国に関しては、通常主要7カ国(米国、日本、イギリス、ドイツ、フランス、スペイン、イタリア)と中国
■ 年度に関しては、売上予測は5~10年、疫学に関しては10~20年ほどが求められます

私は、25年間、何千という海外の市場調査レポート、データベース提案、そして別途調査プロジェクトを通じて日本の製薬会社の方々のサポートしてきました。クライアントのニーズはもちろん、調査会社の内部の状況まで知り作りしています。

今日は、調査をする人の作業効率の向上をサポート、さらに良質な情報と分析を提供する調査会社をご紹介します。

疾患ごとに「包括的」市場動向レポートを使うメリット3つ

作業効率化

同一のアナリストが同じ時期に調査することで、リソースと時間の効率的な活用が可能です。各疾患ごとに個別の市場調査を行うよりも、共通するデータやトレンドを一度に集約し、分析することができます。これにより、重複する作業を最小限に抑えつつ、短期間で包括的な情報を整理することができます。

正確な意思決定のサポート

包括的な市場動向レポートには、複数の疾患に関するデータが統合されています。これにより、異なる疾患のトレンドや要因の関連性をより深く理解し、市場全体のダイナミクスを把握することができます。正確な情報に基づいた意思決定をサポートするため、特定の疾患にフォーカスした際のみならず、総合的な戦略の立案にも役立ちます。

総合的な視点の提供

市場は複雑で相互に関連する要因が多く存在します。包括的な市場動向レポートでは、特定の疾患に関して調査、分析を徹底的にしていますので、市場全体の傾向を把握するための広範な情報を提供します。このような総合的な視点を提供する「包括的レポート」が、新たな機会やリスクを見逃すことなく、より戦略的な方向性を探ることを可能にします。

包括的な市場分析レポートを書くために必要な要素3つ

それでは、このような疾患ごとに、包括的なレポートをしっかりと書くために調査会社として持つべき要素とはどういったポイントがあるでしょうか?

広範な疾患、ニーズの高い疾患をカバー

医薬品の開発が幅広い疾患対象で進んでいます。製薬会社の要望に応えるためには、希少疾患やアンメットニーズの高い疾患、ニーズ高い疾患など幅広い疾患を網羅する必要があります。

このことで、製薬会社の担当の方が、必要な時にその疾患の市場動向レポートにすぐにアクセスすることができます。

データソースの確保と信頼性

包括的な疾患動向レポートを提供するためには、信頼性のあるデータソースの活用が必須です。

自社で商業的なデータベースを保有することは、包括的なレポートを幅広い疾患で提供するには有利になります。データの収集・整理・更新、一次調査などは調査会社にとっても非常に手間がかかる作業です。

市場調査会社が、予め信頼性の高いデータソースを確保していることは、このような包括性の高い疾患レポートを作成するにはとても重要な要素と言えます。

優秀なアナリストとテンプレート

包括的な疾患レポートの最終的な品質は、アナリストの能力に左右されます。疾患の専門知識や市場分析のスキルが求められるため、優秀なアナリストを確保し、さらに育成を継続している会社である必要があります。アナリストの質が高ければ、正確で洞察に富んだレポートを提供できる可能性が高まります。

また、疾患ごとの市場動向レポートは、ある程度決まったフォーマットで書かれることが必要です。

調査レポートは、エッセイではありませんので、アナリストが調査内容や分析を自由に書いていては、ユーザーに取っては使いにくいものとなってしまいます。そのため、ある程度、決まった項目に関しては必ず記載する、予測は何年まで、分析する開発品のステージなど、ルールやテンプレートがあることで、統一性のある使いやすいレポートが発行されます。

以上のように、おすすめできる「包括的な」市場動向レポートを発行する調査会社は、上記のような要素をもつ必要があります。そのようにして作成された包括的な市場動向レポートは、作業効率化、正確な意思決定のサポート、総合的な視点の提供といったメリットを製薬会社に提供します。

クラリベイト社の「DL&F」シリーズ

まず、第一のおすすめは、クラリベイト社の「Disease Landscape and Forecast」(DL&F)シリーズです。DL&Fシリーズは、DRGが発行していたシリーズを買収後もクラリベイトが発行しているものです。

おすすめの理由をあげます。

質が高い|旧DRGとほぼ同じアナリストが同じコンセプトで書いています。

DL&Fシリーズは、製薬会社むけに発行されている疾患別の包括レポートとして最も評価が高いレポートシリーズです。
複数の製薬会社が自社内の調査をした結果、最も評価が高いレポートとして選出されています。

クラリベイト社と今一緒になることで、コルテリスも活用できることで更にデータも拡充されています。
2019年にDRGがクラリベイトに一緒になりましたが、このDL&Fシリーズは、以前のまま世界中で活用されています。

取り扱いの疾患数が90以上

高い質で評価を得ているクラリベイトのDL&Fシリーズですが、90もの疾患で発行されていることご存知でしょうか?

疫学と売上の予測、治療実態を調査、化合物の分析をするため、包括的な疾患レポートを書くには多くの情報収集と時間が必要です。またレポートのページ数も200ページから300ページになります。

90もの疾患ですでにこのようなレポートが揃っていることは使う側にとっても高いメリットといえます。

>>>レポートがある90の疾患のリストはこちらから申請ください

会社名 クラリベイト Clarivate
住所 〒107-6118 東京都港区赤坂5丁目2番20号 赤坂パークビル 18階
URL https://clarivate.com/ja/
カテゴリー ライフサイエンス特化のデータベース、市場調査およびコンサルティング

※内容・サービス等については変更されている可能性があります。最新情報は同社のホームページをご参照ください。

クラリベイト社の参考記事

クラリベイト2023年引用栄誉賞23名発表|筑波大・柳沢氏、東大・片岡氏のノーベル賞に期待高まる
製薬企業がクラリベイトを使う3つのメリット
2023年最も「注目するべき医薬品15選」|クラリベイトの「Drugs to Watch 2023」

デルブインサイトの「Market Insight」シリーズ

包括性の高い疾患レポートで最近よく活用されているのがデルブインサイト社の「Market Insight」シリーズです。

同社の「Market Insight」のメリットは、最新情報への更新情報が得られることです。

発注後に情報を更新、最新の分析を提供

デルブインサイト社の「Market Insight」は、疾患、医療機器で幅広く取り扱いをしています。
特徴としては、発注後に新しい情報にアップデートして最新情報をレポートに反映する点です。

このため、注文したあとに10日ほど時間がかかりますが、レポートで最新情報へのアップデートは嬉しいサポートです。

インド本社のデルブインサイトは、製薬業界に特化した新興の市場調査会社です。なお日本には支店はなく、「グローバルインフォメーション(GII)」が総代理店となっています。

弊社でもお取次ぎいたしますのでご連絡ください。>>>デルブインサイト社のレポート検索のお問い合わせはこちらから

グローバルデータ社の疾患レポート

最後におすすめの会社はグローバルデータ社です。

グローバルデータ社の特徴は、クラリベイトと似てますが、自社で大きなデータベースを製品として持っているという点です。

データベースは、開発品、製品、治験、商談、ニュース、疫学などかなり網羅性が高く、データベースも製品として多くの製薬会社が活用しています。

これらのデータベースも活用することで、幅広い疾患で包括的なレポートを発行しているのがグローバルデータ社の強みです。

疾患ごとにまとめてある包括的なレポートは、製薬会社の人にとって情報ソースを絞り、効率よく必要な情報を活用するのに、大きな貢献をします。

疾患別包括レポートおすすめ3社のまとめ

本日は、私の経験からおすすめする3社をご紹介いたしましたが、いかがでしょうか?

レポートやデータベースは製薬会社にとって将来の投資や意思決定のために必要な情報でありツールですが、本当にベストなものを使っている場合は少ないと思います。

お手元にあるデータベースやネット検索で今は多くの情報が手に入りますが、アナリストがしっかりとした方法論で、時間をかけた調査をもとに発行しているレポートは、効率化を高めるだけではなく、より正確な意思決定をサポートいたします。

日々市場調査レポートを活用されている製薬会社の方は、すでに上記の会社のレポートを活用しているかもしれませんが、今日は、包括的な疾患レポートを使うことで、調査作業を効率化できるという視点で、レポートの活用方法を考えてみました。

他にも調査レポートや調査会社はたくさんありますが、今日は私の経験からのおすすめの3社を紹介いたしましたので、参考にしていただけましたら嬉しいです。

無料の「市場調査レポート検索サポート」をご活用ください。

なお、私の方では、25年の経験を活かして、製薬業界の方向けに、「市場調査レポート検索サポート」を無料で提供しています。

これからお探しの方や、今の購入レポートに不満や不安をお持ちの方、ご相談だけでも大丈夫ですので、是非ご活用ください。

今日はお問い合わせを頂いた方への特典として、クラリベイトが扱っている90の疾患名のリストをご提供いたします。
いつか必要になって時にお手元にお持ちだときっと便利だと思います。

疾患リストをあわせてリクエストしたい場合は、以下の特別ページからお問い合わせください。
↓↓↓
>>> クラリベイト「DL&Fシリーズ」の疾患リストをリクエストする

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